映画感想

【映画感想】「るろうに剣心 最終章 The Beginning」| 幕末の雰囲気を再現。歴代最高レベルの漫画実写化。

よく惨劇の場を「血の雨が降る」と表しますけど、

なたは本当に血の雨を降らすのですね

当記事にはネタバレが含まれます。
映画を既に見た方。ネタバレを知りたい方以外の方はお気をつけください。
また、筆者の知識不足、解釈の違い等もある可能性があります。
以上を踏まえた上で楽しんでいただけたら幸いです。

こんな映画

  • ジャンル: アクション
  • サブジャンル: 幕末、時代劇、殺陣、漫画原作、追憶編
  • 暴力描写: あり ※血しぶきシーン多数
  • 恋愛描写: あり

こんな人にオススメ

  • 原作のるろうに剣心が好きな人 
  • 殺陣が好きな人
  • 時代劇好きな人
  • 幕末の雰囲気を味わいたい方
  • アクションが好きな人
  • 流血シーンが平気な方

※原作未見でも楽しめます(後述)

視聴方法

全国映画館 ※2021年6月現在

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あらすじ

動乱の幕末。緋村剣心は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎のもと暗殺者として暗躍。
血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎ひむらばっとうさいと恐れられていた。

ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴ゆきしろともえに人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。

その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。

しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまうのだった…。

− <十字傷>に秘められた真実がついに明らかになる−

映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』公式サイトより

本作の魅力(若干ネタバレあり)

いやあ、素晴らしい映画でした!!

幕末モノの映画の中でも最高峰の面白さなんじゃないでしょうか(*´∀`)

本作のエピソードは元々人誅編(The Final)の中で剣心が仲間たちに自身の過去を語るという内容でした。

ところが、The Finalには入れずに、The Beginningとして単体として作った作品です。

なのでスタッフの気合いが半端ない!

雰囲気、殺陣、セリフ、全てが想像以上で、シリーズものではありますが、これ単体でも十分楽しめる作品だと思います。

映画「人斬り抜刀斎」としても楽しめる

この映画のタイトルは「るろうに剣心 最終章 The Beginning」

もちろん、るろうに剣心の映画版として続いてる最後の作品。

るろうに剣心は明治維新後に、殺さずを誓い逆刃刀を手に「るろうに」となった緋村剣心が神谷道場に辿り着くところから物語が始まります。

本作は剣心が流浪人になる前、幕末において「人斬り抜刀斎」として恐れられ、明治維新のために毎日毎日人を切り続けていた頃のお話です。

前述の通り、原作では仲間に自身の過去を語るという形でしたが、本作には薫や左之助、弥彦は出て来ません。

いきなり幕末のプロローグから始まり、最初から幕末の世界に浸れます。

そして最初から最後まで一貫して幕末の時代で話は進みます。

るろうに時代の話が一切出ないので、るろうに剣心を知らない人でも、映画「人斬り抜刀斎」として一つの作品として見ても十分に楽しめるし、見応えがあると思います。

今作を先に見てから「The FInal」を見てもいいんじゃないかなとも思いました。

幕末の雰囲気

本作の雰囲気は正直暗いです笑 でも良い意味で暗いです。

混沌とした幕末の雰囲気を再現してるので、没入感が非常に高かったです。

良い意味で「ジャンプの少年漫画」感がありませんでした。

実際にスタッフさんもそこを意識して作ってたみたいですね。

剣心役 佐藤健の殺陣

The Finalでの雪代縁(新田真剣佑)との殺陣も素晴らしかったのですが、ぶっちゃけちょっと誇張し過ぎ感がありました。

しかし本作においてはリアル寄りになったように感じました。(詳しい人からみたらこれもファンタジーかもしれませんが笑)

冒頭のvs対馬藩での立ち回りはちょっとありえない感じですが笑

そして、佐藤健は殺陣の演技めちゃめちゃ上手くなってません?

騎兵隊に入る時の抜刀術はスローで見たいくらいです笑

まさに由美の「見エナカッタ」状態でした(*´∀`)

沖田総司役 村上虹郎

沖田総司役で神木隆之介が出てきたら嫌だなあと思ってましたが杞憂でした。

瀬田宗次郎は沖田総司をモチーフにしてますがもちろん別人。

とはいえ原作では似た顔に描いてたのでもしかしたらと思ってましたが、違う役者さんを当てて良かったです。

そしてこの沖田総司役の村上虹郎さんの殺陣も素晴らしく、剣心との一騎打ちは本作の見どころの一つだと思います。

村上虹郎さんは10月公開の「燃えよ剣」で岡田以蔵役で出演するようで、こちらも楽しみですね(*^^*)

近藤勇と闇乃武 辰巳

良い映画には良い音楽だけではなく、良いおじさんも登場します。

バニング大尉やジンネマンのように(知らない人すみません笑)

今作ではそういう意味では良いおじさんが2人登場します。

新撰組の局長の近藤勇と(るろうに剣心では新選組ではなく新撰組)

闇乃武の辰巳です。

2人とも敵役ではありますが、ドスの効いた声やゴツい感じでいかにも幕末の武士のイメージで、本作のリアリティや引き締まった雰囲気に一役買ってると思います。

藤本隆宏さんが本当に近藤勇のイメージ通りで、辰巳役の北村一輝さんは「あれ、こんなんだったっけ?」ていうくらい体格を仕上げており、まさにラスボスに相応しい存在感でした。

ANIPLEX

本作のスタッフロールに

るろうに剣心 追憶編 ANIPLEX との表記がありました。

おそらく制作協力していたようです。

評判の良かったアニメ版の追憶編を制作したのがANIPLEX。

確かに原作よりもアニメ版の雰囲気に近いなと思いました。

この協力は大正解だと思います(*^^*)

まとめ ※ネタバレあり

全体的に幕末の雰囲気がよく出ており、剣心たち維新志士が拠点にしてる宿も生活感があり、非常にリアルに感じました。

その雰囲気を壊さないためか、原作にたまに挟まれていたギャグシーン(介抱した巴が普通に働いてた。剣心をからかって抜刀など)は一切ありませんでした。

ストーリーも、

剣心が騎兵隊に入り人斬りとして暗躍。

巴と出会い、新撰組との対峙。

一時農村で暮らすことになり、穏やかな日常を過ごす剣心と巴。

そしてクライマックスへ。

と、キレイに起承転結となってます。

上でも書きましたが、本作はこの映画単体としてみても非常に面白く素晴らしい作品だと思います。

一つ残念な点があるとしたら、「あの人」が出てこない事くらいかな。

(原作でも追憶編のラストにちらっと出てきたあの人です。素顔見たかったなあ笑)

もう一つ、幕末の人斬りのお話なので血がめっちゃ出ます。そういうのが苦手な人は難しいかもしれません。

マンガ原作の実写化というと、かなり残念な出来栄えが多くあります。

しかし本作は原作

るろうに剣心を好きな人、見たことがある人、全然知らない人も楽しめるかと思います。

ぜひ映画館で幕末の世界に没入していただきたいと思います。

それでは

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